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プラスチック化学物質レポート: 記載された量の 90% 以上はおそらくプラスチック以外の用途に使用されている

プラスチックに関する最新の恐怖をあおる報告書が発表されましたが、それはとんでもない内容です。PlastChem の報告書は 181 ページに及び、プラスチックに含まれる 16,000 種類以上の化学物質のデータベースが付属しています。報告書を閲覧していると、2 つのデータポイントに興味をそそられました。

  1. 世界のプラスチック生産量は、2000年の2億3,400万トンから2019年には4億6,000万トンに倍増しました(13ページ)。

  2. プラスチック化学物質は年間 90 億トン以上生産されています。プラスチック化学物質の生産量はここではおそらく過小評価されています (28 ページ)。


「プラスチック化学薬品」の生産量がプラスチック自体の量のほぼ 20 倍になるのはなぜでしょうか。これは、石油留分とナフサ留分、エチレンとプロピレンが二重にカウントされていることが一因です。さらに、化学原料としてだけでなく、暖房や肥料生産など他の分野でも広く使用されているエタンやプロパンなどのガスも含まれています。

これらの化学物質が添加剤として使用される際の使用量を 50% と仮定しても、プラスチックに使用されていない「プラスチック化学物質」が依然として大量に残ります。したがって、どのような計算をしても、レポートとそのデータベースで引用されている物質のほとんどが、ゴム、塗料、コーティング、エアゾール、肥料、接着剤、溶剤などの他の製品にも使用されている可能性が非常に高いです。

誤解しないでください。私たちは、プラスチックに含まれるさまざまな化学物質を分析することが、たとえ微量であったり、非常にニッチな用途で使用されていたとしても、正当化も必要もないと言っているのではありません。私たちが求めているのは、バランスと視点です。少なくとも、残りの 80 億トン以上の化学物質が実際にどこで使用されているのか、そしてそこに人間の健康に害を及ぼす可能性があるのかどうかを教えてください。

報告書で挙げられている 15 の優先「プラスチック化学物質」グループのうち、おそらく 2 つ (ビスフェノールとフタル酸エステル) がプラスチックに広く使用されていると考えられます。塩素化パラフィンやベンゾチアゾールなどの他の物質は、使用量が少ないと考えられます。

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